新潟県弥彦村の観光資源、弥彦温泉のキャラクターをデザインした酒の発売を目指して、弥彦温泉のおかみたちが21日、酒に使うコメの稲刈りを行った。
弥彦観光協会(野地誠会長)と弥彦の蔵元、弥彦酒造(金子秀二社長)の企画。弥彦の11施設のおかみでつくる「弥彦おかみ会」(川上志保代表)は、ことし3月に専門学校生と協働して各施設を擬人化した11のキャラクターをつくり、スタンプラリーやSNS投稿キャンペーンを展開した。
今度はキャラクターをラベルにデザインした日本酒を企画。弥彦村井田地内の約2000平方メートルに作付けしたコシヒカリの弥彦のブランド米「伊彌彦米(いやひこまい)」で醸造する。
ことし5月にもおかみたちで手植えしており、この日は8人のおかみが田んぼに入って手刈りした。田んぼ1枚で収量は9俵ほどになり、酒は4合瓶(720ml)で約1600本になる見込みだ。
来春の本格発売の計画だが、クリスマスに間に合うように生酒を限定発売の予定だ。また、この秋もキャラクターを使ったスタンプラリーを行うほか、ポストカード製作や男子キャラクター誕生などの計画も控えている。