秋の彼岸で真宗大谷派「三条別院」(海岸秀道輪番)は、24日から26日までの3日間、秋彼岸会を行っており、あわせてこの3日間は御虫干し展を開いて三条別院の貴重な掛け軸などを展示、一般公開している。
書院と奥書院に15点を展示している。真宗大谷派の学僧で梵語学者の南条文雄(1849-1927)の書、新潟県長岡市の旧越路町の真宗大谷派慈光寺に生まれて東大に学び、妖怪博士とも呼ばれた井上円了(1858-1919)の書。
1828年、1880年と2度の火災に見舞われた三条別院のそれ以前の姿を残す1821年(文政4)に記された「三条東別院総絵図」(三条市立と図書館所蔵)、三条の高儀金物が1941年(昭和16)に寄贈した「釈迦(しゃか)出家図」、東本願寺の歴代上人の御影図などを展示しており、この御虫干し展以外では見られないお宝を展示している。
秋彼岸会では毎朝6時から人生講座を行う、24日と25日は午後1時半から逮夜(たいや)法要、25日と26日は午前10時から日中法要を行う。メーンの25日はお斎(とき)にお代わり自由の「カンテツの精進カレー」を冥加金1000円で提供し、当日注文でも間に合う。