10月23日投開票の燕市議選(定数20)に新人の近藤隆行氏(42)=燕市粟生津=が公明党公認で立候補する。市議を3期務めた公明党の樋浦恵美氏(53)が体調不良などを理由に今期で引退するのに伴い、その後継として擁立された。「“燕市を、前へ。いま必要な青年力!”をモットーに、おひとりおひとりの声に寄り添い、誰ひとり取り残さない、より良い市政を目指す」と決意している。
近藤氏は粟生津小、吉田中から県立巻高校へ進み、国立山形大学農学部でバイオテクノロジーを学んだ。ファッションに目覚めて大学を卒業すると1年間、派遣の仕事に就いて資金を貯め、東京の専門学校、文化服装学院で学んだ後、都内のアパレル会社に約7年間、勤務した。
事業部責任者としてブランド運営に携わったが、やはり生まれ故郷が好きで親孝行もしたいと2013年3月にUターン。見附市のニット製造会社で営業で約10年間、勤務し、市議選出馬に伴って7月31日で退職した。
文化服装学院時代に公明党青年局に入局し、今は公明党燕第2支部副支部長。アンケート調査の活動を行ってきたなかで、市民の要望や課題を肌で実感した。ことし4月ごろ出馬の要請を受けた。
「これまでいろいろな意見をいただき、燕市のために役立ちたいと思うようになった。ふるさとで世話になった人がたくさんいる」と近藤氏。「立候補の話をいただいたときはびっくりしたが、使命だと思っている。今後10年、20年先の燕市を考えると、自分がしっかり市政に食い込んで使命を届けたいと決意した」と話し、両親と妻、6歳の長男の家族の応援も決意する後押しになったと言う。
近藤氏が目指す3本柱は、「安心して暮らせる街、活気みなぎる街を」、「燕市をさらに輝かせる『若い力』を応援」、「妊娠・出産・育児まで『パパ、ママ』視点の切れ目ない支援策を充実」。