昨年11月5日から21日まで新潟県三条市で開かれた「燕三条 工場の祭典」の展覧会「Tsubame-Sanjo Factory Museum」が、世界三大デザイン賞のひとつ「Red Dot Design Award(レッドドットデザインアワード)」ブランド&コミュニケーションデザイン部門で部門最優秀賞「Best of the Best」に選ばれた。
10月28日(金)にドイツのベルリンで授賞式が行われる。「燕三条 工場の祭典」は燕三条地域の名だたる工場を開放するオープンファクトリーイベント。2017年にも同アワードに選定されている。
昨年は新型コロナウイルスの感染拡大のため工場見学は行わず、代わりに2,000平方メートル余りの広さ研磨機を製造していた野水機械製作所の工場跡を舞台に、 燕三条で生まれた職人の技術による高品質な製品、 燕三条の歴史文化、 「燕三条 工場の祭典」の歩みを紹介した。
新たなアプローチで工場の魅力を発信し、展覧会をより深く掘り下げるギャラリーツアーや小中高校の学級単位による見学ツアーを行ったほか、来場できない人のためにライブ配信も行った。
ことしの「燕三条 工場の祭典」は10月7日から9日まで燕三条地域の82拠点が参加して開かれる。
「Red Dot Design Award」は、 1955年に創設された世界最大級のデザイン賞。同じくドイツの「iF Design Award」、 アメリカの「International Design Excellence Awards(IDEA)」と並ぶ世界三大デザイン賞として知られる。
プロダクトデザイン、 ブランド&コミュニケーションデザイン、 デザインコンセプトの三つのセクション に分かれ、 年に一度、 国際的なデザインの専門家により 革新性、 機能性、 人間工学、 エコロジー、 耐久性などの9つの基準から審査される。