新潟県燕三条地域の燕三条青年会議所(吉田鉄平理事長)は創立25周年記念事業として1日、三条市立大学の外壁を巨大スクリーンに県央地域では初の本格的なプロジェクションマッピングを行い、マルシェの出店もあって5万1426人(主催者発表)もの来場者でにぎわった。
「燕三条・プロジェクションマッピングナイト」と題して午後5時半から9時まで開き、燕三条青年会議所が描く未来ビジョンを視覚化した約10分間の映像を6時から30分間隔で繰り返し上映した。
100メートルもの長さのある校舎の外壁に映し出されたアニメーションは、観覧場所からは視界に入りきらないほど巨大で圧巻。音楽とシンクロしたダイナミックな映像は、そこが大学のキャンパスであることは忘れさせるほどの没入でき、上映が終わるたびに拍手が上がっていた。
あわせて三条市の三条マルシェと燕市のツバメルシェがコラボレーションし、地元グルメやPRブースなど約60店舗が出店した。残り時間が1時間を切ってもまだ長い行列ができる店も。関係者は来場者をカウントするのにも音を上げたほどだった。
日中は汗ばむ残暑だっただけに夕涼みがてらに繰り出した市民は、感染拡大で今まで外出を避けてきただけに、日常を忘れて特別な夜を過ごしていた。