任期満了に伴う燕市議選(16日告示・23日投開票)に参政党公認で立候補する新人の会社役員稲村隆行氏(36)=燕市本町1=は2日、記者会見して正式に出馬表明した。
記者会見には同じ日に三条市で開かれた参政党新潟中越支部のタウンミーティングの講師、参政党アドアイザーで工学博士の武田邦彦氏(79)も同席した。
稲村氏は新潟市西蒲区の旧巻町出身。県立巻高校、新潟大学工学部を卒業し、三条市で洋菓子店を経営、燕市内でコワーキングスペースを運営する。
立候補の理由について稲村氏は、コワーキングスペースを共同運営し、燕三条青年会議所の同期でもある齋藤和也氏(33)=燕市小池=が先に立候補を決め、自身は後援会長としてサポートしようとあいさつ回りを始めたが、地元の経営者から若い人がもっと政治に携わった方がいいと、まちの課題も含めて話され、市議会に興味はなかったが「人任せにしないで自分でどんどん変えていきたい、携わっていきたいという思いで決意を固めた」と話した。
参政党の公認での立候補については、以前から世の中でちょっと違うんじゃないかと思うところがあり、ある日、YouTubeで参政党の副代表の動画を見て、「疑問に思ったことを明確にというか、同じような考えで発信されていた。それを見て共感してすぐ入党して、公認に至った」。
周囲からは無所属の方が当選しやすいと言われ、最初は無所属で出ようと思ったが、参政党の理念に共感する部分があり、「どの道、入党することになるだろうし、参政党の市議として活動していきたいと思ったので、不利になるかもしれないが、最初から公認という形でやりたいと思った」と述べた。
選挙戦で訴えたいことは、空き家の活用を進めていくことや、市議会の効率化をあげる。選挙事務所は三条市内にある参政党中越支部の事務所に開設する。