燕市立小中川小学校(関矢洋校長・児童310人)の6年生56人は総合学習の一環で「ふるさと」をテーマに「小中川標語コンテンスト」を行っており、6日、7日の2日間は地元のスーパー「ウオエイ小中川店」で店頭PR活動を行い、地域の人たちに標語の応募を呼びかけている。
毎年、6年生が地域を巻き込んで行っている標語コンテスト。2年前はレジ袋の有料化をきっかけにプラスチックをテーマに環境問題やレジ袋不使用にに関する標語を募集し、200点以上の応募があった。100点ほど優秀賞を決めて受賞作品を学校やウオエイ燕店に掲示し、受賞者には児童が手作りしたマイバッグをプレゼントした。
昨年は食がテーマで、300点ほどの応募があり、100点近い優秀賞の賞品に学校で栽培するウメで作った梅干しや米、みそ、ごま、笹川流れの塩などを贈った。
ことしは小中川小学校開校50周年記念で「ふるさと」をテーマに選び、5日から21日まで学校とウオエイ小中川店に応募箱を設置して募集している。ことしの賞品は「開校50周年おめでとうセット」で、内容は1年生のアサガオの種、2、6年生の手作りみそ、3年生のヒマワリの種、4年生の手作りのしおり、5年生のコメと豪華セットだ。
毎年、応募の半分ほどは校外の地域の人たち。地域の人たちからたくさん応募してもらおうと、6年生は4班に分かれて2日間の店頭PR活動を行っている。6日、6年生はウオエイ小中川店の入り口の前に立って来店客に手作りの開校50周年「ふるさと」プロジェクトのリーフレットやコンテストの応募用紙を手渡し、校舎周辺を撮影した航空写真を見せ、標語コンテストを行っていることを紹介し、「地域の人たちと一緒にふるさとについて考えたいと思っています」と応募を呼びかけた。
6年生の説明を聞いた女性は「あー、そーいんだ。去年も応募したのよ。賞に入らなかったけど。頑張ってね」と応援していた。ことしの優秀賞受賞者は、11月12日に行う50周年記念式典での表彰を検討している。関矢校長は「コロナ禍で世間の人たちと交流しにくくなったが、子どもたちがやっていることに地域の人たちが応えてくれるのはありがたい」と話していた。