工場の祭典の3日間を夜間開館と特別企画で盛り上げる (2022.10.7)

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新潟県の燕三条地域で7日から9日までの3日間開かれる「燕三条 工場の祭典」にあわせて、その案内所ともなる燕市産業史料館では3日間とも午後9時まで夜間開館するとともに、特別企画として7日に「燕 秋のパン祭り『フライパン!フライパン!ハンドパン!』」、8日に「ヤカンカイカン・ヤカンのヤカイ2022」、9日に「世界のスプーン展 第7章〜スプーンで巡る世界紀行〜作品解説会」を開く。

燕市産業史料館の特別企画のちらし
燕市産業史料館の特別企画のちらし

7日 フライパンを熱く語りハンドパンの生演奏

7日の「燕 秋のパン祭り『フライパン!フライパン!ハンドパン!』」は午後6時から7時50分まで開く。燕市の産業文化のひとつのキッチン用品の中からフライパンを取り上げ、フライパンを製造する市内の2つの事業所がフライパンを熱く、全力で語る。

あわせて燕の鎚起銅器製造技術を用いて新しい打楽器「ハンドパン」を製造する時田清正さんがその魅力を語り、音色を体感してもらうミュージアムコンサートを開く。言葉遊びでつなぐ燕の文化物語を知ることで、新たな燕の魅力に気づくという趣向だ。

司会は同史料館の齋藤優介学芸員、フライパンを語る講師は株式会社フジノスの川本慎一郎さんとサミット工業株式会社の峯島健一さん。

8日 玉川堂7代目の鎚起銅器のやかんのよもやま話

8日の「ヤカンカイカン・ヤカンのヤカイ2022」は午後6時から7時まで。鎚起銅器の伝統を継承する玉川堂7代目玉川基行さんと齋藤優介学芸員の対談形式で行う。

燕の鎚起銅器と言えば、やかん。古くから鎚起銅器のアイコンのように作られてきた燕のやかんの魅力をとことん語る。身近で気がつかなかったやかんの魅力を知ることができる。

近年、メディアで取り上げられる機会が増えた鎚起銅器の魅力を全力で伝える脱力系講座とか。肩の力を抜いて楽しんでもらう。プロジェクターと実物を使って紹介する。

9日 京都の松浦靖さんの世界のスプーンコレクションを解説

9日の「世界のスプーン展 第7章〜スプーンで巡る世界紀行〜作品解説会」は、午後2時から3時まで開く。7日から11月13日まで同史料館で開く世界のスプーン展を齋藤学芸員が解説する。

世界のスプーン展は、同史料館で7回目となる京都のスプーンコレクター松浦靖さんのコレクション展。今回はこれまでの展覧会の集大成と位置づけ、松浦さんが57カ国を旅して出会ったスプーンコレクションを厳選して展示する。時代や地域、さまざまな背景からなるスプーンたちに記憶された物語が、私たちに語りかけてくれるという。

いずれも参加は無料だが、入館料が必要。入館料はおとな400円、小・中学生、高校生100円。問い合わせは燕市産業史料館(電話:0256-63-7666)へ。

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