新潟県加茂市で10日、「メルカリエコボックス」を使ったリユース推進の取り組みのフリーマーケット「カモフリマ」が初めて開かれ、予想を上回る人出でにぎわった。
加茂市はことし5月30日、フリマアプリ「メルカリ」の連携による全国初のリユース推進事業をスタート。リユースするために家庭で不要になったごみを一時的にストックしておく「メルカリエコボックス」の無料配布と、回収した粗大ごみをネットショップ「メルカリShops」で販売する2つの実証実験に取り組んでいる。
その取り組みの一環で開いたのがカモフリマ。市民が無料配布を受けたメルカリエコボックスに保管したものを販売した。市役所敷地内の屋外で開く予定だったが、あいにくの雨のため急きょ、庁舎内の1階ロビーと2階の通路に会場を変更し、50のブースが出店した。
限られたスペースだったこともあるが、通路ですれ違うのもままならないほど大勢の市民が来場してごった返し、熱気にあふれた。
品物は子ども服やおもちゃが目立ち、絵本、プラレール、食器、ろうそく、のし袋などさまざまで、藤田明美市長によると加茂市として販売した鉄棒とマットも売れた。
新潟国際情報大学学生のボランティアによるこども縁日や若者による音楽ライブもあり、加茂市の新たな市民活動の起点となりそうな盛り上がりだった。