新潟県三条市民の美術の祭典「第18回三条市美術展」が15日、開幕した。18日までの4日間、日本画、洋画、彫刻、工芸、書道、写真の6部門に審査を受けた一般出品の249点に特別出品も含めて320点が一堂に展示されている。
美術の秋に恒例の市展。美術を愛好する市民がさらに上を目指すために審査で評価を受ける最初のステップとして大きな役割を担っている。
美術愛好者人口の減少で各地の自治体の展覧会の出品も減少傾向が続いているが、今回は前回と比べて一般出品が3点減、全体では1点減にとどまった。
会場は体育館のアリーナにパネルを並べて文字通り作品を一堂に展示。各部門最高賞の市展賞をはじめ、入賞作品にはそれぞれ受賞の札を張ってある。
以前は審査員による作品解説会を開いたが、感染防止のため事前に収録した審査員の解説動画を会場内で上映。朝から多くの市民が来場してにぎわっている。
また「わくわく文化未来塾」を受講する小学生が制作した絵画、書道、生け花、折り紙、陶芸なども2階の会場に展示している。会場は午前9時から午後6時まで、ただし15日は午後9時まで、最終日18日は午後4時まで。入場無料。