11月21日開幕するサッカーW杯カタール大会に向けて日本サッカー協会(JFA)の日本代表オフィシャルチームバス「JFA's DREAM」が全国各地を回ってサムライブルーへの応援メッセージを集める「全国バスキャラバンと折り紙プロジェクト」が行われており、17日は県内で唯一、三条市体育文化会館を訪れた。
オフィシャルチームバスは2021年9月に運行を開始。今は5号車まであり、9月1日から11月6日まで全国90カ所余りをキャラバンしている。三条市はキャラバンの訪問先として手をあげて選ばれた。
午前10時前に日本代表オフィシャルチームバスが三条市体育文化会館に到着した。JFAブルーを基調に三本足のカラスの羽をモチーフにしたサブグラフィック、日本代表エンブレムが描かれたラッピングバス。窓には日本代表が大切にすべき共通の価値観「日本代表アイデンティティ」5つのキーワードを記す。
メッセージカードにサムライブルーへの応援メッセージを書くと、集まったメッセ―ジが折り紙アートなどに形を変えて選手に届く。日本代表選手の写真をデザインしたフォトパネルも立て、バスとともに自由に写真を撮ってもらい、JFAは背中に「SANJO」と12番目の選手と言われるサポーターの背番号「12」がある代表ユニホームを用意した。
平日の午前とあって訪れる人は少なかったが、三条市や近隣のサッカーファンや前日が文化祭で代休に当たった小学校のサッカー仲間の小学生、近くの裏館保育所の年長児31人も訪れ、たまたま車で通りかかってバスを見つけて立ち寄る人もいた。
アルビレックスBBをきっかけにサッカーに目覚めた三条市内の50歳代の女性はW杯も見るようになり、「W杯はいろんなチームの代表選手を違って目線で見れるのが楽しい。バスはかっこいい。11月に向けて気合いが入りそう」と感動。プレミアリーグ・ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC所属の三笘薫選手に注目していると言う。
燕市から訪れた50代の女性は「そりゃサムライジャパンでしょ。日本人だから」とテンションが上がっていた。ほかにもアルビレックス新潟がJ1昇格を決めたタイミングでもあり、県内のサッカー盛り上がり期待する人もいた。