金属加工産業を中心とした地場産業の一大集積地、新潟県の燕三条地域で20日、日本海側最大級のものづくり系見本市「燕三条ものづくりメッセ2022」が開幕した。21日まで2日間、燕三条地場産業振興センターに180社・団体が209小間に出展してモノや技術、サービスをアピールしている。
燕三条トレードショウ、燕三条 工場の祭典と並ぶ燕三条の経済界の秋の3大イベントのひとつ。初日20日は午前9時半から特設テントの入場口前で開会式を行った。
燕三条地場産業振興センター理事長の滝沢亮市長はあいさつでNHKの朝ドラ「舞い上がれ!」がものづくりのまちで知られる東大阪市が舞台になっていることにふれ、「民間企業、地場産業振興センター、そして行政が力を合わせてさらに頑張って発信を続け、ものづくりの地域といえば燕三条となるような、ドラマにも出られるようなまだまだ伸びしろがあると毎朝、感じている」と話した。
来賓の経済産業省関東経済局地域経済部の五十嵐悟部長は「燕三条地域の関係者、支援機関と一緒に手を取りながら、元気な燕三条をサポートし、苦しくても頑張っている中小企業を国、市関係なく一緒に応援していく」、新潟県産業労働部の新井一郎副部長は「こうした取り組みが燕三条地域はもちろん、県全体の活性化にぜひとも結びついてほしい」とそれぞれ祝辞を述べ、テープカットを行って開場した。
来場者は入り口に設置されたタブレットでQRコードを読み込ませて入場。さっそく「ぜひ見積もりをさせていただきたい」、「ウチの製品を紹介してほしい」といった声が聞こえていた。