冬の降雪期を前に除雪の重要性を再認識し、円滑な交通網の確保と安全に万全を期そうと26日、新潟県三条市で三条市域合同除雪機械出動式などが行われた。
三条市や三条市建設業協会の主催で毎年行っている。三条市厚生福祉会館で午前9時半から除雪作業に15年以上、従事した11事業者の11人に三条市表彰の感謝状の授与式に始まり、三条市域除雪機械安全運行祈願祭、三条市域合同除雪機械出動式、三条市除雪対策協議会を行った。
出動式は駐車場に除雪ドーザ2台、ロータリー除雪車と小型除雪車1台ずつの4台を並べ、除雪従事者15人が出席。若山裕副市長をはじめ、三条地域振興局、三条署、三条市自治会長協議会から激励を受けた。
安全宣言のあと4人が4台の除雪車に乗り込んでエンジンを始動し、うち出動した1台を見送った。安全宣言を行った株式会社久保組の久保克幸さん(43)は、18歳から除雪作業に従事して20年近い経験があり、「まずは安全第一。雪が降る時間帯にもよるが、市民が仕事に出る前までに道路除雪を終わらせたい」と話した。表彰された11人は次の通り。敬称略。カッコ内は道路除雪従事年数。