弥彦神社で菊花香る 11月から弥彦菊まつり (2022.10.28)

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新潟県弥彦村の秋の観光といえば「弥彦菊まつり」。ことしも11月1日から24日まで開かれるのを前に27日、28日の2日間、会場の弥彦神社にキクの搬入、展示作業が行われている。

新潟県菊花連盟各支部から届くキク
新潟県菊花連盟各支部から届くキク

新潟県と新潟県菊花連盟の主催で毎年、開かれている新潟県菊花展覧会が通称、弥彦菊まつり。愛好者の減少で出品数も減少傾向とはいえ、 ことしも県菊花連盟の県内27の支部から約2000鉢ものキクが弥彦神社の参道に並び、出品数や質で全国トップレベルを誇る菊花展覧会であることに変わりはない。

27・28日の2日間で搬入展示作業 開花に遅れ

会期や27,28日の搬入日、30日の審査は日付固定で決まっている。27日はさわやかな秋晴れに恵まれ、支部ごとにトラックに載せて届くキクの鉢を県菊花連盟会員や弥彦村観光協会、弥彦神社氏子青年会の関係者らが弥彦神社で待ち構えてトラックから下ろし、事前の出品申し込みと付き合わせてから部門ごとの展示場所へ運んだ。

参道にキクを展示
参道にキクを展示

ことしの北陸地方の梅雨明けが記録的に早く発表されるなど夏の天候不順が影響したのか、開花が遅れており、つぼみが目立っている。

大風景花壇は「白川郷」

注目の大風景花壇のモチーフは「白川郷」。幅14.4メートル、奥行き7.2メートルの64畳分のスペースを使って景勝地などを約3万のキクの花を使ってジオラマのように再現する。

大風景花壇「白川郷」
大風景花壇「白川郷」

ことしは今まで作ったことないものをと、岐阜県の白川郷を選んだ。日本の原風景が残る白川郷の特徴的な合掌造り集落も再現しており、まもなく完成だ。

添乗員の手旗に弥彦観光の回復に期待

27日は好天だったこともあり、平日にもかかわらず週末のようなにぎわいだった。団体客の先頭で手旗を掲げる添乗員も見かけ、搬入作業を行う関係者は「まるでコロナ前みたいだ」と想像を上回るにぎわいに驚いていた。

団体客の手旗
団体客の手旗

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