新潟県三条市の琵琶(びわ)奏者、巫美麗(うー・めいりー)さんは、琵琶の普及、伝統につなばればと初めての演奏会「琵琶語り 三条月待ちの会」を11月8日(火)と12月8(木)に三条市丸井今井邸で開く。
巫さんは台湾生まれで日本育ちの薩摩琵琶奏者で巫舞台を主宰。琵琶の音色に魅せられて琵琶を始めた薩摩琵琶錦心流の古沢史水氏に師事する琵琶師。これまで福岡県福岡市博物館や上野東照宮で演奏活動を行っている。
2日間とも午後3時から昼の部、7時から夜の部の2回、演奏する。11月は琵琶曲「羅生門」をとりに1時間ほど演奏する。
古くは満月の日に琵琶を演奏する習慣があったと言われることから、2日間とも満月の日に設定。「満月の日にみんなで集って琵琶を弾くことが三条から広がっていけば」と巫さんは期待する。
これ以降も毎月、定期的に開きたい考えで、「エンターテインメントとして緊張せずに気軽に楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。
各回、任意で協力金が千円。参加の予約は巫さんへ電話「050-3575-1177」、メール「mwbiwa@gmail.com」、ホームページ「meiliwu7.com」から。また、琵琶語り教室の生徒も募集している。