新潟県三条市にある株式会社いすゞ製作所(関川博代表取締役社長・荻堀)と中央土地株式会社(岩月正行代表取締役社長・興野1)が三条市の一ノ木戸ポプラ公園に寄付した桜、ソメイヨシノ合わせて25本の植樹式が13日、現地で行われた。
いすゞ製作所が寄付した15本の桜はすべて一ノ木戸ポプラ公園に、中央土地が寄付した10本はうち6本を一ノ木戸ポプラ公園に、それ以上は植樹するスペースが限られていることもあり、4本は三条市総合運動公園(月岡)の道路沿いに並木として植樹した。
植樹式では、滝沢市長と両社の社長でサクラの木の根元にシャベルで土を入れるセレモニーを行った。
関川社長は桜が「このまちにまた帰ってこようという原動力になる」
関川社長は、桜の咲く時季になると母と祖母と過ごした日々、三条市の荒町ポンプ場で花見をしたことを思い出し、「時を重ねるごとに郷愁の念にかられるようになった」。
安心、安全に笑顔で花見をできる場所をつくることで「このまちにまた帰ってこようという原動力になる。そう思ってこの場所に桜の木を植樹させてほしいとお願いした」と寄付に込めた思いを話した。
岩月社長は「関川社長に先を越されてしまった」
岩月社長は加茂市出身で三条に住んで50年以上になる。一ノ木戸ポプラ公園は2016年に一ノ木戸小学校跡地に建設されたが、長男、長女、それに長男の孫2人も一ノ木戸小学校を巣立った。
関川社長が三条市に桜の寄付を申し出たと知り、「しまった。自分がやろうと思ったのに関川さんに先を越されたと思った」。自身も桜を寄付したいと関川社長に電話すると関川社長も喜んでくれ、「涙が出るほどうれしかった」と話し、関川社長の寄付が呼び水となって今回のそろっての寄付に至った。
滝沢市長「市民に愛され、アイデンティティーになるような桜に」
滝沢市長は、一ノ木戸ポプラ公園は「広くて雰囲気もいいが、もうひとつ何かアクセントがほしいと思っていたタイミングに寄贈の話をいただいた」と寄付を喜んだ。
下田に生まれ育ち、県立三条高校への自転車通学で大崎浄水場の水道山の桜や県立三条商業高校裏手の桜が3年間、見続けた。「そういう自然や桜が自分自身のアイデンティーをつくったと思っている、「三条の子どもたちに、市民にとって愛され、アイデンティティーとなるような桜にしていきたい」と願った。