新潟県を中心に興行するプロレス団体「新潟プロレス」を運営する株式会社ホライズン(乙川敏彦代表取締役会長・新潟市東区)は、初めての三条大会開催を前に14日、開催地三条市の滝沢亮市長を表敬訪問した。
新潟プロレスは旗揚げからことしで11年。三条大会を19日(土)午後3時から三条市厚生福祉会館で開く。新潟プロレスのほかに神奈川県が拠点のプロレス団体「大日本プロレス」、宮城県仙台市の女子プロレス団体「センダイガールズ」の選手も参加する。
五泉市出身の鈴木敬喜選手が出場するタイトルマッチ「若獅子菊水杯」もあり、第0試合を含め6試合の17選手が対戦。新潟プロレスの顧問で大日本プロレス会長のグレート小鹿さんも出場する。
14日はホライズンから乙川会長、代表でもある新潟市西区出身のシマ重野選手、副代表に就いたばかりの出雲崎町出身のビッグ・ザ・良寛選手が市役所を訪れ、滝沢市長に三条大会の招待券10枚をプレゼントした。
三条市はジャイアント馬場さんの出身地。三条市名誉市民でもある。今回の会場の三条市厚生福祉会館は、馬場さんが現役時代に三条市での興行に使っていた言わば聖地。乙川会長は「旗揚げ11年目にして初めてジャイアント馬場さんが生まれたところで興行させていただくということで非常に光栄に思っている」と話した。
シマ重野選手は「三条の皆さんに見ていただいて恥ずかしくないものを当日はご覧になっていただき、プロレスで三条を盛り上げることができれば」、ビッグ・ザ・良寛選手はチャンピオンベルトを取り戻したばかりで、今回はタッグを組んでシマ重野選手と対戦するが、「重野さんにシングルで一度も勝ったことがないので、チャンプとして今度はしっかり勝ちをねらって三条の皆さんにいい試合をお届けしたい」と力を込めた。
大学時代に学生プロレスに熱中した滝沢市長は、「最前列で大丈夫ですか?」に乙川会長は「リングの上という話を聞いている」と笑わせた。当日は冒頭で滝沢市長があいさつする予定だ。
当日は燕三条地域のご当地ヒーロー、燕三条戦隊カジレンジャーもリングに上がる。表敬訪問後に3人はそのタイミングで滝沢市長からリングに上がってもらおうと話した。三条大会は来年以降も毎年、開催予定。滝沢市長の対応に好感触で、「多分、市長もやりたいんじゃないかな」、「ことしはだめでも来年以降、いつか」と滝沢市長の学生時代のリングネーム「ポテト三太郎」の再起に期待した。
また、グレート小鹿さんが理事長に就くNPO法人「資源を増やす木を植えましょう」(北海道札幌市)とホライズンの企画で、三条市の図書館等複合施設「まちやま」にシダレザクラを寄付して、寒くなると根付かなくなるので先立って9月に植樹した。
19日午後2時から「まちやま」で行う「名誉市民ジャイアント馬場を語る会」でグレート小鹿さんもあいさつし、それに先立って植樹目録の贈呈式も行う。
チケットはオンラインの「新潟プロレス公式オンラインショップ」のほか、県央地域では共栄スポーツ(荒町2-9-7・0256-32-0957)などプレイガイドで販売している。出場選手は次の通り。敬称略。