新潟県特産の高級西洋ナシ「ル レクチエ」の販売が19日に解禁されるのを前に、その出荷量で全国一を誇るJAにいがた南蒲では18日、出荷が始まった。
加茂市の加茂集出荷場と三条市の大島選果場に持ち込まれた。初日は1箱4kg換算で7300箱が出荷された。。加茂集出荷場では生産農家が朝から次々と訪れ、軽トラックに山積みにした「ル レクチエ」をパレットに移した。
管内では加茂市と三条市大島地区の信濃川流域を中心に152人の生産者が約32ヘクタールで「ル レクチエ」を栽培している。12月末までに県内外へ13万箱の出荷を予定している。
ことしは霜や台風の被害はなく順調に生育し、昨年に比べて豊作で品質は良く、甘くて多重に仕上がっていると言う。JAにいがた南蒲天果糖逸(てんかとういつ)出荷販売協議会西洋なし部会の吉竹和巳部会長(50)=三条市荻島=は、「ル レクチエ独特のとろっとした食感と甘さを味わっていただきたい」と話した。
19日は県内外の市場でいっせいに初競りが行われ、夕方には店頭に並ぶ。同JAの農産物直売所「ただいまーと」でも販売開始する。