新潟県燕市と燕市教育委員会、市内で活動する燕ライオンズクラブ(中山真二会長)、越後吉田ライオンズクラブ(小出忠由会長)は19日、市役所で「Let's Try Eco」啓発ポスターコンクールの表彰式を行い、入賞した市内の小学校4年生45人を表彰した。
ごみの減量、リサイクル、省エネ、環境破壊や汚染の防止など生活に身近でみんなで取り組める活動を啓発するポスターを子どもたちからつくってもらおうと燕市内の環境問題について学ぶ小学校4年生を対象に2004年から毎年、開いているコンクール。ことしは555点の応募があった。
創元会準会員で燕市展と県芸展で無鑑査の燕市の洋画家、斉藤妃早子さんを審査委員長に両ライオンズクラブ会員らで審査し、市長賞1人、最優秀賞5人、優秀賞39人を決めた。
表彰式には保護者も出席して市長賞には鈴木力市長から、そのほかは中山燕ライオンズクラブから賞状と記念の盾を手渡した。
市長賞に輝いたのは、小池小学校4年生の大泉龍琥(りく)さん(9)。作品は宇宙空間に浮かぶ地球を両手で抱えて「私たちの手で守ろう地球」の語句で環境をみんなで守るように訴える。
大泉さんは「工夫した所がいっぱいある。真ん中に皿を置いて周りを黒く塗った。地球の雲は絵の具の文字は折り紙を切って張って手も紙を張った」という力作。市長賞に「本当にうれしかった。きれいな地球ができて自分でもきれいと思った」と自身にとっても大満足の出来栄えだった。
受賞作品は21日から27日まで吉田産業会館、28日から12月4日まで分水福祉会館、12月5日から11日まで燕中央公民館で巡回展示して市民にエコ意識の啓発を図る。
■市長賞