旗揚げから11年になる新潟県を中心に興行するプロレス団体「新潟プロレス」の初めての三条大会が19日、三条市厚生福祉会館で開かれ、滝沢亮市長と燕三条戦隊スーパーカジレンジャーもパフォーマンスを披露して盛り上げに一役買った。
三条市はジャイアント馬場さんの出身地で名誉市民になっている。三条市厚生福祉会館は馬場さんが現役時代に興行を行った会場で、その聖地とも言える場所での三条大会となった。
三条大会を前にグレート小鹿さんが理事長に就くNPO法人「資源を増やす木を植えましょう」と新潟プロレスを運営する株式会社ホライズンが三条市図書館等複合施設「まちやま」に植樹したシダレザクラの目録贈呈式も行われた。
三条大会はホライズンの乙川敏彦会長、小鹿さんに続き滝沢亮市長がリングに上がってあいさつした。大学時代は学生プロレスでならした滝沢市長だが、マイクパフォーマンスは封印しながらも「グレート小鹿さんのテーマ曲が流れたとき、ひとりバックヤードでにやにやしていた」と話し、三条大会開催を歓迎した。
3人で「新潟プロレス三条大会、スタート!」とこぶしを振り上げるタイトルコーナーで試合開始。2試合が終わったところで火事廉シャーが幕を開けた。
燕三条戦隊スーパーカジレンジャーは、2004年の7.13水害をきっかけに三条商工会議所青年部が誕生させたご当地ヒーロー。この日は2人のカジレンジャーが悪役のダイナソーと2人の災害マンとリングの上でプロレスで対決。最後は滝沢市長も加勢して勝利し、会場の約200人のプロレスファンの拍手かっさいを浴びていた。