三条信用組合(佐藤一正理事長・新潟県三条市興野3)と3つの関連団体は24日、組合創立70周年記念事業として学生教育の支援に役立ててもらおうと三条市立大学(アハメド・シャハリアル学長)に100万円を寄付した。
三条信用組合と組合員でつくる「信栄会」(梅田一則会長)、勉強会「しんくみ21クラブ(大野信一会長)、職員会(渡辺清康会長)が合わせて100万円を寄付した。午前10時から三条市立大学で贈呈式を行い、佐藤理事長と各団体会長、滝沢亮市長も出席して佐藤理事長からシャハリアル学長に目録を手渡した。
昨年から周年事業として地元への寄付を計画していた。佐藤理事長は、三条市立大学が地元の企業の財産となる人材を輩出して個々の企業価値を高め、ものづくりの持続的発展に貢献していこうとする教育方針に「地域の金融機関である三条信用組合は賛同し、学生教育に要する経費の一部として有効に活用していただきたい」と話した。
シャハリアル学長は、計画通りの大学が活動を続けるのにいちばん重要なのは「地域の理解、関心が重要と思っている。一期生が社会に出るまでの間、末長く関心をもってわたしたちを見守っていたきたい」と感謝した。
滝沢市長も「シャハリアル学長がこの1年半、行ってきた地元への広がり、地元企業の人たちの関心が高まっているということが、このような形でさらに象徴的なイベントとしてきょうの日を迎えられたことをとてもうれし思う」と述べた。
また、シャハリアル学長は「大学の魅力を浮き立たせるために、こういった大きな寄付をいたいだいて学生にその魅力を味わわせてほしい」、佐藤理事長は来年1月に、はばたき信用組合と合併して名称に「三条」の冠はなくなるが、「信用組合としては存続していくので、地元の金融機関として今後も三条市立大学と一緒にわれわれが手伝えることがあれば精いっぱいさせていただきたい」とそれぞれ今後の連携に期待した。