三条カレーラーメン部会監修のセブン-イレブン「三条カレーラーメン」発売 (2022.11.30)

株式会社セブン-イレブン・ジャパン（永松文彦代表取締役社長・本社：東京都千代田区）が29日、新潟県三条市の三条飲食店組合カレーラーメン部会が監修した「新潟5大ラーメン三条カレーラーメン」を新潟と北陸3県の774店舗（10月末現在）で発売した。それに伴って翌30日、関係者が滝沢亮三条市長に完成、発売を報告した。

左からセブン-イレブン・ジャパン新潟北陸ゾーンの藤木ゾーンマネジャー、滝沢市長、三条飲食店組合の岩城組合長、三条飲食店組合カレーラーメン部会の阿部部会長

セブン-イレブン・ジャパンは、2009年に三条飲食店組合カレーラーメン部会の監修の「三条カレーラーメン」を初めて販売した。その後も数回、販売しているが、今回はあらためてカレーラーメン部会に監修を依頼した。

レンジで温めて食べるカップタイプのラーメン。鶏ガラや煮干しからとったスープに、スパイス感のあるカレーを合わせ、だしのうま味のあとにぴりっとした辛さを感じるように仕上げた。隠し味にウスターソースやしょうゆを加えてこく深いスープに仕上げた。税込み496円。

三条飲食店組合三条カレーラーメン部会監修の「三条カレーラーメン」（器は別）

「新潟ラーメンフェア」とともに三条カレーラーメンの魅力を伝える。フェアでは三条カレーラーメンを含む新潟5大ラーメンと「焼あごだしの鶏塩上湯麺」を販売する。

30日はセブン-イレブン・ジャパン新潟北陸ゾーンの藤木俊英ゾーンマネジャーや三条上保内店と三条南四日町店のオーナー、三条飲食店組合の岩城守組合長（中国料理大観楼）と三条飲食店組合カレーラーメン部会の阿部圭作部会長（大衆食堂正広）、お食事処はらや、三芳食堂、鳳食堂の店主らが市役所を訪れた。

試食する滝沢市長

新潟と北陸3県の774店で販売

藤木ゾーンマネジャーは、心理的な近さをイメージして「近くて便利」をコンセプトで店づくりをしており、三条カレーラーメンはカレーラーメン部会が大事に育ててきたブランド、食文化で、「地域の味に近づけたものを商品化することが広めていくことがセブンイレブンとしても近くて便利につながる」と話し、北陸3県でも販売することで「県内外から三条に来てもらえる取り組みに発展できないかと今回、取り組んだ」とシティーセールスの効果にも期待した。

報告会

さっそく試食した滝沢市長は、カレーがドロドロが好きだが、「ドロドロ具合がちょうど良く、ドロドロ派もサラサラ派のどちらにも愛される」と味には太鼓判。「今回、好評なら北陸3県にとどまらず関東甲信越、全国と夢は膨らむ」と期待した。

出席者で集合写真

10年前の三条カレーラーメンの味の再現に自信

三条上保内店の小林健一オーナーは「積極的に若い世代を重点的に声をかけ、積極的に試食したい」と話し、三条南四日町店の小幡和誉オーナーは「今までのウチの記録になりそうな速度で売れている」と喜んだ。

阿部部会長は、これまで温かいカレーラーメンで3回、冷やしカレーラーメンで2回、監修したと言い、今回は約10年ぶりの監修になり、「セブン-イレブンでも過去最高と言われるほど大ヒットした10年前の味の再現をテーマにした。すでに手に入らない原材料があり、代替品を工夫し、1回目に近くしてさらにグレードアップした」と自信満々だ。