新潟県三条市の滝沢亮市長は2日、定例記者会見を行い、物価高騰対策に伴う支援策、子育て支援サイトの開設、三条市LINE公式アカウントのリニューアルなど6項目を発表した。
支援策はエネルギーや食料品価格の高騰の対策として国の交付金を活用して実施するもの。子育て世帯への支援(財源更生2034万円を含め予算額1億6840万円)で保育所(園)や小中学校の12月から来年3月までの学校給食費などを無償化する。
福祉施設等への支援(1億0161万円)として、内訳は高齢者施設(4877万円)、障害者施設(1288万円)、私立保育園(345万円)、公共交通事業者(1679万円)、一般廃棄物収集運搬許可事業者(1972万円)。
経済活動への支援(3050万円)として、内訳は運送事業者(2790万円)、畜産事業者(260万円)。関係予算案を12月定例市議会に提出する。
三条市の子育て支援サイトは1日に開設した。「健康・医療」や「入所(園)・あずかり」などの目的別メニューと子どもの年齢別のカテゴライズし、利用者が知りたい情報にたどり着きやすいのが特徴。サイトから児童手当などの電子申請もできる。アドレスは「https://www.city.sanjo.niigata.jp/kosodate_kyoiku/kosodate_site/index.html」。
三条市LINE公式アカウントをリニューアルは、避難情報やごみ収集日を知らせるほか、ほしい情報を選んで受け取れるサービスや、知りたい情報に簡単にアクセスできるメニューを設けた。1日までに4261人が友だち登録しているが、3万人を目標に来年度中かそれより早く達成を目指す。公式アカウントへのアクセスは「https://line.me/R/ti/p/%40818mpxdf」。
記者会見に先立って、よしもと新潟県住みます芸人の関田将人(せきた まさと)さん(37)を「三条市ふるさとPR大使見習い」に委嘱した。目標達成のPRを関田さんが初仕事で、3万人を達成したら称号から“見習い”が取れる。滝沢市長は「見習いをとるための仕事として大いに期待している」と話した。
ほかの発表項目は、第2回「“ツナガル”フォーラム 〜希望〜 無限の可能性と夢の実現」開催、産業カウンセリング、ハラスメント相談の外部窓口設置「三条市役所版働き方改革2022」をアップデート、パブリックコメントで三条市総合計画(案)への意見を募集。