5日の三条市定例会本会議で滝沢亮市長が提案した教育長の選任同意案が反対多数で否決された。市長提案の否決は旧三条市を含めても三条市始まって以来おそらく初めての異例の事態となった。
長谷川正二前教育長が11月30日付けで辞職したのに伴ってその後任に三条市教育委員の樋熊敏文氏(62)の任命に同意を求める選任同意案が否決された。
投票は無記名で行われた。1人が欠席し、賛成6、反対14の大差での否決となった。
ケンオー・ドットコムの取材に対して滝沢市長は「これまで2年間、子だもたちのこと、教育のことを第一に考えて市長として職務を行ってきた。今度もそのスタンスは変わらない」とコメントした。
教育長、教育委員は議会の同意を得て任命しなければならない。市議会は樋熊氏の教育委員には同意したが、教育長の任命は拒否した形になった。