帝国データバンクの調べでは、貸衣装業「ピアッツァ鶴亀社」を運営した有限会社三条鶴亀社(資本金2100万円、三条市本町1、渡辺喜久雄代表)が、11月25日付けで廃業・会社整理の決めた張り紙を掲示し、債務整理を坂西哲昌弁護士(三条市東三条1)に一任。任意整理を予定している。負債は調査中。
同社は1951年創業、68年7月に法人改組。繊維製品の卸売業として創業し、貸衣装業を開始し、その後、メーン事業にした。人形や貴金属の仕入れ販売も展開したほか、80年代には燕三条エリア周辺住民と対象とした互助会制度を始めた。
結婚式に対応するホテルなどと連携し、ブライダルプロデュースと貸衣装業の拡大に力を注ぎ、90年前後のバブル期には年売上高3億4000万円、97年6月期には約3億0300万円の年売上高を計上していた。
その後、大手冠婚葬祭業者の台頭で競合が加速したうえ、結婚式の簡素化や晩婚化に伴って式を行わないケースも増え、売り上げ低下が続いていた。
そうしたなか各種物品の販売やブライダルプロデュース事業を縮小し、互助会制度も2018年ごろまでに停止。18年6月期の年売上高は約6100万円にとどまっていた。
その後、貸衣装を軸とした展開を続けたが、新型コロナウイルスの感染拡大で顧客離れに歯止めがかからず、22年6月期の売上高は約2400万円にまで低下。厳しい資金繰りが続き、事業継続を断念した。