株式会社第四北越銀行(殖栗道郎頭取・新潟市中央区)は12日、「みらい応援私募債」の発行を受託した手数料の一部を活用して三条市内などにある7社の発行企業と連名で三条市立大学(アハメド・シャハリアル学長・三条市上須頃)に32万2千円を寄付した。
「みらい応援私募債」は、三条市立大学の教育活動支援を目的とした地域限定の寄付型私募債であり地域応援SDGs私募債で、私募債発行で発行企業が第四北越銀行に支払う手数料の一部を三条市立大学に寄付した。学生教育と学術研究に要する資金に活用してもらう。
地域公表している発行企業は、7社のうち三条市内の栗山百造、プラスワイズ、嵐北産業、嵐北商事と新津市秋葉区の新津興器の5社。午前10時から三条市立大学で目録の贈呈式を行い、発行企業からは嵐北産業の刈屋哲代表取締役とプラスワイズの中川勇太代表取締役が出席し、刈屋取締役からシャハリアル学長に目録を手渡した。
第四北越銀行三条東支店の長谷川徹支店長は、寄付を「新たな価値を創造できる人材、創造性豊かなテクノロジストの育成に活用していただきたい」と希望し、「第四北越フィナンシャルグループSDGs宣言に基づき、さまざまな金融商品サービスを通じて事業の達成と地域社会の発展に貢献したい」と述べた。
シャハリアル学長は、この地域への大学生、卒業生の貢献度が増していくためにも「このような形で地域の産と学のみならずファン、金融機関の応援は、われわれにとってこれ以上ないありがたい話であって、この地域が一体となった表れでもあり、とても喜んで感謝を申し上げたい」と礼を述べた。
三条市立大学では、寄付の趣旨に沿って今年度中に何らかの物品購入費に充てようと検討している。