上越新幹線とともに開業40周年を迎えたJR燕三条駅(高橋智義駅長)で11日、駅構内を使って地域と交流するイベント「鉄Go! 2022 県央マルシェ」が開かれ、マルシェをはじめ駅ならではの新幹線出発合図の疑似体験や駅探訪ツアーも行われた。
若手社員が知恵を出して企画立案するイベントで、昨年はスタンプラリーを行っている。ことしは各地で人気のマルシェを取り上げ、燕市、三条市、弥彦村にも協力してもらった。
広い1階コンコースがマルシェ会場。3自治体の飲食やクラフトのほか行政や遠く新発田市や魚沼市からの出店を含む約20店が並んだ。
弥彦村の公式キャラクター「ミコぴょん」や「SLばんえつ物語」号のキャラクター「オコジロウ」と「オコミ」も来場。燕三条ラーメン王国「カレーラーメン体操」や自転車紙芝居などで盛り上げた。
注目の新幹線出発合図の疑似体験は、抽選で選ばれた小学生4人が順番に体験した。高橋駅長のとなりで同じダブルの白い制服を着て燕三条駅に滑り込む新潟駅行きの車両を迎えた。右手を高く上げると発車ベルが鳴って車両が動き出し、敬礼して遠ざかる車両に右手を向けて見送った。
体験した子どもたちは緊張したり、照れくさそうにしたり。保護者は子どもに敬礼のポーズをとらせるなどしてたくさんに写真を撮って子ども以上に喜んでいた。
また、駅探訪ツアーではこれ以外の機会ではまず入ることのできない駅長室や貴賓室を見学し、構内アナウンスにも挑戦。エアーでベットのマットが膨らんでいやでも目が覚める自動起床体験もあり、スペシャル感満点だった。