新潟県三条市下田地区の日帰り温泉「いい湯らてい」(南五百川)の休眠状態だったレストランスペースに17日、三条市一ノ木戸商店街にある若者に人気の飲食店「TREE」が出店。ハンバーガーを中心としたメニューで新たな客層を呼び込む。
レストラン「GOZZO LATTE(ゴッツォ ラーテ)」を営業していたスペースで営業を始めた。「GOZZO LATTE」は洋食の料理人が確保できなくなったため、2年ほど前から営業を停止。休憩室に充てていたが、「TREE」 の運営に代えて営業を再開した。
メニューは「TREE」の看板メニューのハンバーガーだけ、「TREEバーガー」(1,000円)から「ダブルチーズバーガー」(1,550円)まで6種類をラインナップ。加えてトッピングメニューとセットメニューがある。
ドリンクはソフトドリンク、ビール、ハイボール、サワー、カクテルを用意。来店前にLINEで席を予約し、オーダーにも対応して待ち時間を短縮する仕組みも採用した。
とりあえずは来年3月31日までの土、日曜と祝日の限定営業で、昼は午前11時〜午後3時まで(午後2時半ラストオーダー)、夜は午後5時〜8時半まで(午後8時ラストオーダー)。
運営するのは株式会社TREEで、代表取締役の中川裕稀さん(29)は地元下田地区の出身。「若い人へ魅力を発信し、下田の魅力を若い人に伝えたい。ハンバーガーを“サウナ飯”としてインスタ映えする料理を考えていきたい」と言い、下田産の豚肉「下田ポーク」を使ったメニューも検討してる。
新潟と福島を結ぶ国道289号の八十里越が開通に向け、「ここが福島から新潟への入り口になるので、何か少しでも力になれたらと思う」と話す。
「いい湯らてい」支配人の椿保男さん(47)は「八十里越開通で通過点にならないようなものをつくりあげていかなければならない。TREEとのコラボで人材も磨いていきたい」と期待する。