11月27日にに長岡市で開かれた新潟県キックボクシング大会「DLPN(ドルフィン)ジュニアトーナメント2022」で、総合型スポーツ道場「SPORTS DOJO KAGAYAKI(スポーツ道場かがやき)」(伊達皇輝代表・燕市吉田法花堂)所属の燕市立燕西小学校4年生2人が優勝。21日、鈴木力燕市長を訪問し、優勝を報告した。
小学校3、4年生のクラスで、燕西小4年の永井直大(ながい なお)さん(10)が30kg級、鈴木悠仁(すずき ゆうと)さん(10)が35kg級でそれぞれ優勝した。2人とも来年5月に開かれる。新空手道連盟主催の全国大会に新潟県代表で出場予定だ。
どちらの階級も県内から選抜された選手4人によるトーナメントで競った。永井さんは日本チャンピオンになった選手と準決勝で対戦。大方の予想を裏切り小差で判定勝ちしている。
永井さんは「相手の打撃がよく見えた。ちょっと不安だったけど勝つことができた」と冷静に振り返り、全国大会では「相手のパンチをよく見て慌てないで戦いたい」と話した。
鈴木さんは「最初の相手は弱かった。決勝の相手は3回くらい戦って全部、勝っていたので、勝つ自信があった」ときっぱり。全国大会に向け「スパーリングとシャドーをしっかりやって強くなりたい」と意欲的だ。
2人はトロフィーを手に試合のユニホームを着て鈴木市長を訪問し、シャドーボクシングも披露した。鈴木市長はいずれは世界チャンピオンにと2人にエールを送った。
「SPORTS DOJO KAGAYAKI」では近年、この大会の優勝から遠ざかっていた。大会は小学生から高校生まで100人以上が出場したが、今回の「SPORTS DOJO KAGAYAKI」からの出場はこの2人だけで、2人とも優勝に輝いた。
「SPORTS DOJO KAGAYAKI」代表の伊達皇輝さん(48)は、「30年近くこの業界にかかわっているが、2人ともセンスがあり、努力している。保護者の力も大きく、いいところにいけると思っている」と成果に期待している。