1年で最も昼の時間が短い「冬至」だった22日、新潟県三条市の最高気温は冷え込みが緩み、気温は平年並みの7.4度まで上がった。
明け方の最低気温は0.2度。気温が上がったので日中は雪に代わって雨が降り、雪解けも順調に進んだ。午前7時までの1時間と午後4時までの1時間のそれぞれ2.0ミリを最高に夕方を中心に強く降り、累計10.0ミリの雨が降った。
気温が上がったせいか雪原の上は霧が立ち込めた。夕方から最大風速16.2メートルを記録する西寄りの風が強まったが、夜になっていったん収まった。
予報では22日から26日ごろにかけて今季最強の寒波が予想されている。記録的大雪を招いた18日から19日の寒波より強く、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)も発生して東北や北陸では平地でも大雪の可能性が高い。
新潟地方気象台の22日午後4時49分の発表では、日本海にある低気圧が北東に進んでいる。別の低気圧が関東の東にあって北東へ進み、これらの低気圧は23日にかけて発達しながら北海道付近へ進み、25日ごろにかけて日本付近は強い冬型の気圧配置となる。
北陸地方の上空約5000メートルには氷点下36度以下の強い寒気が流れ込み、新潟県では大気の状態が非常に不安定となる。23日から24日にかけて山沿いでは大雪となり、平地でも大雪となる所がある。
下越では23日昼過ぎから24日にかけて警報級の大雪となり、中越や上越でも、同じ所に雪雲がかかり続けた場合は、予想より降雪量が多くなるおそれがあり、警報級の大雪となる可能性がある。
22日から23日にかけて海上を中心に非常に強い風が吹き、23日未明から夕方にかけて佐渡や新潟県の海上では暴風雪となる。
22日午後6時から23日午後6時までの24時間に予想される降雪量は、いずれも多い所で下越の平地40センチ、山沿い80センチ、中越 の平地30センチ、山沿い60センチ、上越の平地15センチ、山沿い30センチ、佐渡15センチ。