新潟県燕市の社会奉仕団体「燕ロータリークラブ」(浅野智行会長・会員355人)は18日、社会的支援が必要な人に特定非営利法人フードバンクつばめ(青柳修次理事長)に20万円を寄付した。
燕ロータリークラブは創立60周年記念事業つぃて2021年6月にフードバンクつばめに設立支援金を寄付している。フードバンクつばめは21年10月に特定非営利活動方針の認定を受け、22年4月には設立記念フォーラムを開き、燕市小池の「Triangle II」を拠点に活動している。
今回の寄付は、燕ロータリークラブの毎週の例会で「フードバンクつばめBOX」を設置して、出席した会員から全員を投じてもらった。集まった善意に燕ロータリークラブの社会奉仕活動費を合わせてちょうど20万円を寄付した。
18日は浅野会長が「フードバンクつばめ」を訪れ、燕ロータリークラブの元会長でもある青柳理事長に目録を手渡した。この日は午後から「フードバンクつばめ」でクリスマス会のママカフェが開かれ、参加した50世帯の150人へのクリスマスプレゼントにしたショートケーキ150個と各世帯2個の弁当の購入費用などに充てた。
浅野会長は「地域の困っている人たちに青柳さんがせっかくここまでやってるので、われわれも賛同して何か手助けできないかと思った」。燕ロータリークラブの新年度が7月に始まり、まとめて寄付するより正月前に一度、寄付を役立ててほしいと半期の段階でいったん寄付した。残りの半期も「フードバンクつばめBOX」の設置を続ける。
例会では毎回、数万円の寄付がある。「クラブの事業は単年度だが、来年度以降も継続してもられれば」と期待した
フードバンクつばめでは、約100人が支援を受けている。青柳理事長は「フードバンクというとフードロスを活用しているイメージがあるが、実際には寄付金や補助金を元手に購入した食材が約7割。現実的には補助金や助成金がないとできないのがフードバンクの実態」と話し、寄付に感謝した。