新潟県三条市の法華宗陣門流総本山本成寺(門谷日悠貫首)では新年1月1日の午前0時を過ぎると除夜の鐘をつき、重厚な鐘の音で新しい年の幕開きを告げた。
午前0時少し前から客殿から鐘楼堂(しょうろうどう)へ、うちわ太鼓をたたきながら僧りょと来賓が行列。紅白幕を張った鐘楼堂内で執事長の本照院・鈴木顕正住職を導師に読経のあと鐘をついた。
鈴木住職を皮切りに来賓の滝沢亮市長、コメリの捧雄一郎社長、三条商工会議所の兼古耕一会頭と順に鐘をつくと、耳をふさぎたくなるほど大きな音を鐘楼堂から境内に響き渡った。続いて整理券を受けた一般の参拝者が鐘をついた。引き続き本堂で元朝祈願の法要を営んだ。
午前0時前後は雨がやみ、空には雲の切れ間に星もまたたいた。午前0時の三条市の気温は2.0度で比較的、穏やかな年またぎで、境内では数百人がカウントダウンの瞬間を迎えた。