正月といえばもちつきというわけで、年末年始とあちこちでもちつきが行われているが、3日は燕市大曲の「福勝寺」(黒田宙住職)や田上町原ヶ崎新田の「道の駅たがみ」(馬場大輔駅長)でもちつきとふるまいが行われた。
福勝寺住職の黒田宙さんと菓子店「飴屋本舗」代表の遠藤重樹さん、オンラインショップコーヒーショップ「off」経営の川又千鶴さんのいずれも燕市に住む1988年生まれの34歳の3人が企画した。
コロナ禍に笑顔や元気を取り戻してほしい、地域コミュニティーが育てばと昨年、初めて黒田さんと遠藤さんの2人でもちつき大会を開き、ことしは川又さんも加わった。
カーポートの下で檀家に手伝ってもらって午前と午後の2回に分けて合わせて4升のもちをつき、つきたてのもちをきな粉とあんこで振る舞い、豚汁とともに無料で味わってもらった。本堂で遠藤さんは菓子、川又さんはコーヒーの販売も行った。
昨年は2回合わせて約70人の参加があったが、今回は午前の回だけで約100人が参加し、足りなくならないようにもちの大きさを調節しなければならないほどの盛況。子どもたちはもちつきも楽しんでいた。
道の駅たがみでも午前と午後の2回、2升のもちをつき、ふるまった。各回先着100人に無料配布の予定だったが、午前の回は約150人、午後も約100人が訪れ、きな粉かダイコン下ろしで食べてもらった。
馬場駅長は「もちつきは五穀豊穣や反映、新しい年の力を入れるという意味があり、その思いを込めてもちをつきたい」とあいさつ。こちらも子どもたちからも、もちつきを体験してもらった。