昨年の大河津分水通水100周年にちなんで新潟県燕市は、14日(土)午後1時から4時まで市役所つばめホールで、ものづくりみらい100年フォーラム「宇宙産業の今と未来」を開き、JAXA(宇宙航空研究開発機構)職員と宇宙ビジネス創出に取り組む民間人の2人の講演を聞いてもらう。
1時10分から第1部で、講師はJAXA有人宇宙技術部門きぼう利用センターの肥後尚之さん。肥後さんは工学研究科を修了し、宇宙開発事業団(現JAXA)に入社。国際宇宙ステーションのプロジェクトをへて、産学官連携事業の担当となり宇宙ベンチャーや海外展開支援の業務に携わった。
社会人大学院でシステムデザインマネジメントを専攻。内閣府では準天頂衛星システムを担当する。現在は有人宇宙技術部門きぼう利用センターで「きぼう」の商業利用推進に従事している。日本航空宇宙学会、測位航法学会、宇宙エレベーター協会、PMP及びモデルロケット指導講師。
2時20分から第2部で講師は一般社団法人Space Port Japan共同創業者で理事の青木英剛さん。「宇宙エバンジェリスト(伝道師)」として、宇宙ビジネスと技術の両方に精通したバックグラウンドを生かし、宇宙ビジネスの啓発、民間主導の宇宙産業創出に取り組む。
企業や自治体の宇宙分野への新規参入支援を数多く手がける宇宙ビジネス参入のプロ。米国で工学修士号とパイロット免許を取得後、宇宙船「こうのとり」を開発し、多くの賞を受賞。内閣府やJAXAの政府委員を数多く歴任している。午後4時に終わる。
昨年は燕市と長岡市にまたがる大河津分水通水100周年の記念の年だったことにちなみ、100年後のものづくりを見据えた「ものづくりみらい100年フォーラム」を企画した。
宇宙産業に関心のある人はもちろん、広く宇宙やものづくりに興味のある人の参加を待っている。また、フォーラムに先立って市役所正面玄関ロビーで市内、県内の企業が携わった宇宙関連事業やJAXAに関する展示を行っている。
参加は無料で、先着順で定員100人で締め切る。参加したい人は申込フォーム(https://logoform.jp/f/7JwY5)か電話(0256-77-8231)、メール(shoko@city.tsubame.lg.jp)で燕市商工振興課へ申し込む。
会場とは別にオンライン参加もでき、開催前日までに申し込み時に入力したメールアドレスに「Zoom参加用URL」を知らせる。