一般財団法人機械システム振興協会(堤富男代表・東京都港区)は、3月3日午後1時半から燕三条地場産業振興センター(新潟県三条市須頃1)で「中小企業地域集積のDX化シンポジウム」を会場とオンラインのハイブリッドで開く。参加無料。
経産省関東経済産業局(予定)、新潟県・燕市、燕市IoT推進ラボ、燕商工会議所が後援し、特別講演とパネルディスカッションを行う。
特別講演は、株式会社新越ワークス(燕市)の山後春信取締役会長が「燕の現状と将来」、デジタル・クロッシング・ラボ代表で前独立行政法人情報処理推進機構社会基盤センター長の片岡晃氏が「中小企業のDX化事例」をそれぞれテーマに行う。
パネルディスカッションは「DX化を担う人材育成のあり方」がテーマ。登壇予定者は、山後氏と片岡氏に大場善次郎氏(東京大学名誉教授、中小企業地域集積のDX化構想フォーラム委員長)、高橋真木子氏(金沢工業大学大学院教授)、橋本久義氏(国立大学法人政策研究大学院大学名誉教授)、若井直樹氏(燕市産業振興部長)で、相澤徹氏([一財]機械システム振興協会専務理事)がモデレーターを務める。4時半に終わる。
同協会は、2022年6月に「中小企業地域集積のDX化構想フォーラム」を立ち上げ、燕市の金属加工企業の集積を事例として、地域の中小企業の集積においてIoTやAIのデジタル技術を活用し、個別の企業の枠を超えた集積として競争力を高める方策を議論し、報告書をとりまとめた。
シンポジウムでは、このフォーラムのとりまとめの要点を共有するとともに、燕市の金属加工企業の集積をモデルケースに中小企業のデジタル化方策について議論する。
特別講演とパネルディスカッションでは、ものづくりの現場における課題解決とビジネスモデル変革の方向性、そのための人材育成のあり方にフォーカスした講演、議論を行う。
参加は会場、オンラインのどちらでもシンポジウム事前登録サイトから申し込む。登録締め切りは2月20日。会場参加は最大で100人まで、オンライン参加は300人まで受け付ける。事前登録の受け付けは先着順。問い合わせはメールで。