昨年暮れから新潟県田上町産のネギを「がんばるねぎ」の名前でブランディングして売り出している「道の駅たがみ」(馬場大輔駅長・田上町原ヶ崎新田)。間を置かずに「がんばるねぎ」をプッシュしていこうと「がんばるねぎみそらーめん」(税込み850円)を開発し、店内の「たがみ食堂 おひるとおやつ」で11日、発売した。
3月末までの冬季限定販売。みそラーメンの上に山盛りに載せた、1本以上のネギを使って白い部分を白髪のように細くせん切りした「白髪ネギ」がいちばんの特徴だ。それに田上産の細く切ったタケノコの水煮に新潟豚のチャーシュー、ノリ4枚をトッピングする。
「たがみ食堂」のラーメンメニューは「たがみ特製醤油ラーメン」しかなく、みそラーメンもゼロから開発した。みそは一般的な白みそと赤みそ、それに新潟市南区の扇弥商店の天然熟成杉桶仕込越後味噌「極上」の3種類をブレンドしたこだわりようだ。
「道の駅たがみ」にネギを出荷している生産者も交えて開発会議を開いた。そこで生産者が、みそは甘くした方がいい、ラー油を使うとおいしくなる、家ではネギをいためて食べている、ラー油をタケノコを混ぜると相性がいいなど、おいしい食べ方やアイデアを教えてくれた。その声を反映させて田上オリジナルのみそラーメンにつくりあげた。
田上産のネギはおいしいのに魅力が伝わっていないと、「道の駅たがみ」では、田上で冬に育ったネギを「がんばるねぎ」と命名。ブランドの証しのシールも作り、昨年12月4日から18日まで「がんばるねぎ祭り」を開いて売り出した。
期間中の売り上げは前年比3倍にものぼった。これに気をよくして、たがみ食堂でも二の矢を放って応援していこうと「がんばるねぎ」を使ったみそラーメンを企画した。
馬場大輔駅著は「まろやかでやさしい味に仕上がった。田上のネギがみんなに知ってもらうきっかけになれば」と一度、味わってほしいと待っている。
「がんばるねぎ」は40人ほどの生産者が「道の駅たがみ」に納入しており、基本、3本180円(税込み)で販売している。また、「がんばるねぎみそらーめん」を注文すると希望者にはライス1杯を無料サービスしている。問い合わせは「道の駅たがみ」(電話:0256-47-0661)。