新潟県燕市国上の道の駅国上「SORAIRO国上」(加藤はと子駅長)は小正月の15日、午後から第二駐車場で毎年恒例の小正月行事の塞(さい)の神まつり「国上塞の神」を行う。
正午にイベントがスタート。午後2時に寄付のあった和ろうそく160本余りの奉納ろうそくに点火し、2時50分に国上寺の山田光哲住職が祈とうしたあと、3時に塞の神に点火する。
塞の神は当日、設置する。高さは約13メートルにもなる県内でも最大規模の大きなもの。外側に編んだわらをかぶせるので、渦を巻くような迫力ある煙を立ち上げながら燃えるのが特徴だ。
ほかにもステージイベント、無料の甘酒のふるまい、福するめの販売、寒ブリ解体ショーと即売会、キッチンカー、あったか屋台を用意する。
ステージイベントでは和太鼓演奏とマジックショー。福するめは1,500円で販売し、おみくじ付きで道の駅国上で使えるお買い物券などが当たる。キッチンカーはたい焼き、ポテト、コーヒーなどを販売し、屋台では野鴨汁、豚汁、カキのカンカン焼き、玉コンニャク、寒ブリなどを販売する。
国上塞の神にあわせて道の駅国上の裏手の日帰り温泉「てまりの湯」でもこの日は午後2時から甘酒のふるまい、4時からもちつき大会を開く。国上塞の神の会場でも希望者に「てまりの湯」のタオルセットのレンタル無料券を配布する。
塞の神は、小正月にしめ縄や正月飾りを焚(た)きあげて五穀豊穣や無病息災を祈る伝統行事。書き損じた書き初めを焚きあげると書道の腕が上がるとも言われ、道の駅国上でも毎年、行っているが、新型コロナウイルス感染防止で一昨年、昨年は中止し、3年ぶりの開催となる。
道の駅国上は昨年、リニューアルオープンしてから攻めたイベントを展開して集客に成功しており、塞の神もこれまでより内容を大きく拡充して行うので、広く参加を呼びかけている。問い合わせは道の駅国上(電話:0256-98-0770)へ。