道の駅「良寛の里わしま」(新潟県長岡市島崎)は、小正月の14日、15日の2日間限定で新潟風雑煮「こうとう汁」(500円)を販売している。
新潟の雑煮は、薄く切ったダイコン(こうとう)をたくさんの具材とともに煮込むのが特徴。「こうとう汁」とも呼ばれる郷土の雑煮を再現。長岡市の神谷生産組合が製造する短冊もち3個を入れてあるので腹応えも十分だ。
「良寛の里わしま」の建物は、地元の旧和島村高畑地内にあった古民家を移築した。越後の禅僧、良寛(1758-1831)が亡くなる前年の建てられ、良寛も立ち寄ったと思われる築200年近くになる歴史遺産的な建築物だ。
その建物にふさわしい田舎や古民家をキーワードにした物事をクローズアップする取り組みを始めており、そのひとつとして「こうとう汁」に目をつけた。
田舎やノスタルジーを味わえる場所にしたいと、「こうとう汁」の通年販売を検討している。問い合わせは「良寛の里わしま」(電話:0258-41-8110)。