1年で寒さが最も厳しくなるころとされる「大寒」だった20日、新潟県三条市は雨が降ることが多かったが、気温は3月中旬並みの9.7度まで上がった。
明け方の最低気温は2.0度。20日に入って午後9時までに累計7.5ミリの雨が降った。
日中はしだいに西寄りのが風が強まり、午後9時までに最大瞬間風速19.2メートルを記録した。新潟地方気象台は20日午後3時15分に下越地方を中心に暴風雪警報が発表され、県央地域でも燕市と弥彦村に発表されたが、三条市には発表されなかった。
新潟地方気象台の20日午後4時48分の発表では、日本海には前線を伴った発達中の低気圧があって東へ進んでおり、低気圧は20日夜から21日未明にかけて北日本を通過する。
低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、北陸地方の上空約5500メートルには氷点下27度以下の寒気が流れ込むため、新潟県では20日夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定となる。低気圧の通過後は、北日本を中心に強い冬型の気圧配置となる。
新潟県では、20日夜遅くにかけて海上を中心に非常に強い風が吹き、夜は雪を伴う見込み。海では21日夕方にかけてしけとなり、下越と佐渡では20日夜遅くから21日昼前にかけて大しけとなる。
低気圧が予想より発達した場合は、20日は暴風雪となる地域が拡大するおそれがあり、21日にかけて大しけとなる地域が拡大するおそれがある。
20日の新潟の予報は風雪強く、予想最高気温は3度。