新潟県田上町の「道の駅たがみ」(馬場大輔駅長)は、28日(土)から「節分」の2月4日(土)まで「節分フェア」を開き、その初日28日は新潟市北区出身の元幕内「豊山」の小柳亮太さん(29)がオープニングの1日駅長を務め、豆まきや写真撮影会、福豆プレゼントを行って盛り上げ、福を呼び込む。
28日はオープニングに先立って町内の子育て地蔵で知られる定福寺で、同寺と安龍寺の2人の住職でいったダイズの福豆の祈とうを行い、小柳さんと馬場駅長も出席する。
正午にオープニングイベントがスタート。小柳さんにたすきをかけて1日駅長に任命し、レジ打ちやイートインでの接客などの業務を体験してもらう。
あわせて正午から情報発信館で写真撮影会の参加者に整理券を配布する。先着40組限定で、午後0時25分から情報発信館で小柳さんと一緒に並んでスマホやカメラで記念写真を撮ってもらう。
その後、ショップに移動して著名人からサインしてもらっている壁のタイルに小柳さんから手形を押してもらい、1時10分から祈祷した住職と小柳さん、馬場駅長で施設内を移動して簡単に豆まきを行ったあと、祈とうした福豆250個を先着順でプレゼントして終わる。
「道の駅たがみ」では、初めて節分フェアを企画し、町内の内山藤三郎商店が扱う豆を使った加工品などを販売する。節分といえば千葉県の成田山新勝寺で豆をまく力士がイメージされることから、節分フェアを盛り上げてもらえればと、つてをたどって直接、小柳さんに出演をオファーしたところ、二つ返事で承諾してくれた。
小柳さんは豊栄市立葛塚小1年生で相撲を始め、金沢学院東高校、東京農業大学で相撲部で活躍し、2016年に時津風部屋に入門。最高位は西前頭筆頭で、昨年11月に引退した。
馬場駅長は「せっかくなので地元から活躍した力士なので、ダメ元でオファーしたらまさかのOKでした」と喜ぶ。「道の駅たがみ」の存在も知っており、「地元に恩返しがしたい、何かできることがあればと考えているようです」と話している。
また、節分フェアでは、「かりんとう饅頭」と「道の駅たがみ」のソフトクリームがドッキングした「鬼の金棒ソフト」の期間限定復活、最終日の2月4日には海洋高校相撲部による豆まきと「ごっつぁん鍋つゆ」の試食販売と盛りだくさんだ。問い合わせは「道の駅たがみ」(電話:0256-47-0661)。