本成寺の鬼踊り3年ぶりの出張公演に親子が詰めかける (2023.1.29)

「節分」の2月3日に新潟県三条市の法華宗陣門流総本山「本成寺」で行われる節分大祈願会で鬼踊りを演じる本成寺鬼踊り奉賛会の出張公演が1月28日、始まった。本番前のいわばプレビュー公演。毎年恒例だが、新型コロナウイルス感染拡大で一昨年は本番自体が中止、昨年は出張公演がすべてキャンセルになり、3年ぶりとなったことしは多くの見物客でにぎわっている。

コメリパワー三条四日町店で行われた本成寺鬼踊り

28日は午後から新潟市西区のコメリハード&グリーン黒埼店と三条市のコメリパワー三条四日町店で出張公演を行った。コメリパワー三条四日町店では開演前から100メートル先もよく見えないほど激しく雪が降ったにもかかわらず、親子など数百人が見学に訪れた。

見物客がぎっしり

駐車スペースを見つけるのに苦労するほど車であふれ、それと知らずに来店した人は「こういうことだったのか。道理で混んでると思ったら」と人出に驚いた。鬼踊りの関係者も「やっぱりみんな待ってたんだね」と目を細めた。

大暴れする鬼

赤、青、黄、緑、黒の5匹の鬼と三途川婆が登場。店内に練り歩いてから見物客が囲む踊りのスペースに現れ、前口上を省略した短縮版の鬼踊りを拾う。太鼓やドラの音に合わせて大声を上げて金棒やおのを振り回して踊る鬼に　これ以上ないくらい大泣きする子どもも多く、それでも子どもが健やかに育つご利益を願って親は子ども鬼に差し出して抱いてもらって写真を撮って大満足だった。

豆つぶてにやられる鬼たち

ことしは15カ所での出張公演、施設慰問を計画した。このあとは29日6カ所、2月2日5カ所、3日2カ所の小学校や保育園、道の駅、農産物直売所、福祉施設などで行う。29日以降の日程は次の通り。