福島、新潟、栃木、茨城の4県でスーパーなどを展開する株式会社リオン・ドールコーポレーション(小池信介代表取締役・福島県会津若松市)は6日、加茂市に300万円、加茂地域消防本部に100万円を寄付した。
同社は加茂市内に「リオン・ドール」2店舗とグループ会社の株式会社カワマツ(小池信介代表取締役社長)が運営する「にいつフードセンター」2店舗を展開している。
両社の小池代表は加茂市内で店舗回りをしていたときに、加茂市内では4店舗が世話になり、何かを役に立てることはないかと考えた。社会貢献事業もあるが、それよりも市長の考えで有効に使ってもらえたらと寄付にした。同社ではこれまででいちばん大きな寄付と言う。
6日午前、専務執行役員で営業部管掌の金子清さん(50)が市役所を訪れ、藤田明美市長に寄付目録を手渡した。
金子さんは生まれも育ちも加茂市で、今も加茂市民。2019年に加茂駅前の商業施設「メリア」のキーテナントのスーパーが閉店するとそれから1年足らずで「リオン・ドールメリア店」を開店し、中心地の買い物難民を救ってくれた。
隣りの三条市でも近年、先に閉店した2店舗に代わって店舗をオープンして地元の利用者に感謝されている。加茂市内では1987年から加茂店を展開している。
金子さんは「社長は有限実行の人」で、最近は「利他」という言葉をよく使うとも言い、「長い間、皆さまにご愛顧いただいてそれがあってこそのわれわれ。感謝と恩返しでこうして寄付をさせていただいた」と話した。
藤田市長は「皆さんと一緒により良い使い方を考えたい。とくに子どもたちは大切。消防も地域の安心安全のために職員も頑張っている」と感謝した。寄付の使い道はこれから検討する。