新潟県三条市とJR東日本新潟支社が燕三条駅構内に開設準備を進めていた地方創生型ワークプレイス「JRE Local Hub 燕三条」が2月17日(金)、開業する。
「JRE Local Hub 燕三条」は、「空間自在ワークプレイスサービス」などのDXを活用し、ビジネスマッチングの仕組みや教育プログラムを構築。居住エリアにとらわれない豊かな教育、暮らしを提供し、地方創生を目指す。
昨年7月に三条市とJR東日本新潟支社が締結した「地方創生と地域経済の活性化に関する連携協定」に基づいて開業の準備を進めてきた。燕三条駅の改札外2階のビュープラザだった約200平方メートルのスペースを充て、2020年に信越線の三条市・帯織駅で開業した地域のものづくり拠点「Eki Lab(エキラボ)帯織」を運営する株式会社ドッツアンドラインズ(齋藤和也代表取締役・三条市帯織)を地域パートナーとして運営する。
ビジネスマッチング 、各種育成プログラム、コワーキングスペースといった機能がある。ビジネスマッチングでは、100以上の燕三条の工場と国内外のメーカーをつなぎ、最適な組み合せを提案する。
各種育成プログラムでは、ものづくりコンシェルジュの「MOC」と東京都の工業高校と連携した参加型教育プログラムを始めている。工場体験のほか、空間自在ワークプレイスサービスを活用したリモート講座を行い、地域産業を自ら考え、提案する機会を提供する。6月には課題発掘型リーダー人財育成プログラム「JRE Station カレッジ」を開校し、地方創生を志す人とともに地域課題の解決に取り組む。コワーキングスペースは、有料でだれでも好きな時間に利用できる。
16日は午後3時から現地で開業セレモニーが行われるほか、午前は報道機関様を対象に地域のものづくりの現場を体験できる「三条市まちこうばメディアツアー」も行われる。