「建国記念の日」の11日、燕市吉田産業会館で建国記念の燕・西蒲奉祝式典が開かれ、アトラクションも含めて約200人が参加して皇紀2683年となる建国の日を祝った。
式典前の第一部では認定子ども園真学園の園児48人が日ごろから取り組む体操と歌を披露した。体操は、側転や逆立ち歩きなど園児とは思えない高い運動能力で、歌は「となりのトトロ」の収録曲「さんぽ」を元気よく歌って会場は拍手にわいた。
その後、第二部の奉祝式典がスタート。国歌斉唱、主催の奉祝の会幹事に就く燕市・戸隠神社の星野和彦宮司が神武天皇橿原奠都の詔勅奉読、橿原神宮遙拝のあと、奉祝の会の星野光治会長が式辞を述べた。
星野会長は、式典開催にあたっての協賛や支援の感謝とともに「建国記念の日」が建国をしのび、国を愛する心を養う日として国民の祝日として定められたと制定の経緯について話した。国の成立に尽力した先人に感謝の気持ちを表す意義深い日で、日本の国の誕生日と改めて「建国記念の日」の重要性を伝えた。
来賓祝辞では鈴木力市長は、身近で紛争が起きている世界情勢から、子どもたちが平和のなかですくすく育つためには、おとなが平和を守り、子どもたちが健やかに暮らせる環境をつくることが大事で、自国を愛することが人の国の存在を尊重することであり、いかに行動するかを考える有意義な1日だと「建国記念の日」を祝う大切さを述べた。
細田健一衆議院議員など来賓祝辞、紀元節の歌斉唱、主催者の奉祝の会の川村保実行委員長の発声で聖壽万歳で閉式した。
第三部では、日本青年協議会の鈴木由充さんが「皇位の継承についてー女性宮家って何のことー」を演題に記念講演。政府が国会に提出した皇室制度に関する提案である旧宮家からの養子縁組を可能とする案について実際の皇室系図をもとに参加者にわかりやすく伝えた。
講演後、最後に参加者へ紅白饅頭が振る舞われ閉会した。一方で式典には春の県議選に出馬を予定するの3人が初めて同じ会場に顔をそろえた。来賓として現職の桜井甚一県議、堀勝重県議と合わせて、奉祝の会の実行委員会のメンバーの柴山唯元燕市議が主催者側として受け付けを行なって、4月に向けた熱い戦いが始まっていた。