燕三条のビジネスマッチング拠点「JRE Local Hub 燕三条」が開業 (2023.2.17)

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新潟県燕三条地域の中小の工場と地域外の工場をつなぐビジネスマッチングの拠点を目指す地方創生型ワークプレイス「JRE Local Hub(ローカルハブ)燕三条」が17日、燕三条駅構内で開業する。

17日開業する「JRE Local Hub 燕三条」
17日開業する「JRE Local Hub 燕三条」

「JRE Local Hub」は、「地域をつなぐ」、「世代をつなぐ」をキーコンセプトに自治体やエリアのプレイヤーと歴史や技術を発信し、地域や都市をつなぎ、地域密着型の育成プログラムで課題解決型人財を育成する。

「JRE Local Hub」の第1号拠点として17日開業

三条市栄地区にある信越線の無人駅「帯織駅」を利用したものづくりの交流拠点「Eki Lab(エキラボ)帯織」が順調に推移していることもあり、燕三条は「JRE Local Hub」の第1号拠点となった。

テープカット
テープカット

昨年7月にJR東日本新潟支社と三条市は地方創生と地域経済の活性化に関する連携協定を締結。内閣府の「デジタル田園都市国家構想推進交付金(地方創生テレワークタイプ)」を受け、ビュープラザだった約200平方メートルのスペースを改装して準備を進めてきた。

ビジネスマッチングに燕三条の136社が登録

主な機能は、ビジネスマッチング 、コワーキングスペース、各種育成プログラムの3つ。ビジネスマッチング「燕三条こうばの窓口」は当面はプレオープンで、3月20日ごろ正式オープンとなる。燕三条地域の136社が登録しており、燕三条地域の企業の技術を必要とする企業とのマッチングを行う。

「燕三条こうばの窓口」のカウンター
「燕三条こうばの窓口」のカウンター

KDDIが推進するリモートに対応した次世代外会議室「空間自在ワークプレイス」を設置し、4Kの高精細画像で商品を写しながらスムーズに商談ができる。ほかにも個室やブースを備え、有料で誰でも好きな時間に利用できる。

各種育成プログラムは、ものづくりコンシェルジュの「MOC」と東京都の工業高校と連携した参加型教育プログラムをすでに始めている。工場体験、リモート講座、6月には課題発掘型リーダー人財育成プログラム「JRE Station カレッジ」が開校し、地方創生を志す人とともに地域課題の解決に取り組む。

内装でも燕三条にこだわる

高精細画像でリモート対応の「空間自在ワークプレイス」
高精細画像でリモート対応の「空間自在ワークプレイス」

広さは約200平方メートル。内装にもこだわり、テーブルの天板にベアリングまで組み込んで実際に回転する明らかにオーバースペックなローラーコンベヤーを設置。壁にスレートの波板を春など、工場テーストを詰め込んだ。それも燕三条地域で入手できる資材を使い、燕三条地域のものづくりに携わる人が製作した。

16日は開業セレモニーが行われ、JR東日本新潟支社の小川治彦支社長、三条市の滝沢亮市長、「Eki Lab 帯織」とあわせて運営する株式会社ドッツアンドラインズの齋藤和也代表取締役がテープカットを行った。

「新しいビジネスやイノベーションの誕生を」JR東日本新潟支社・小川支社長

小川支社長は「燕三条エリアは、点在する多くの工場の技術情報を集約し、首都圏をはじめ多くの地域、世界に向かって発信し、新たな価値を生み出していく場にしたい」とし、「首都圏と事業者を結びつける機能や地域課題を解決するための人材育にも取り組んでいきたい」、「さまざまな人や情報が交流、交差することにより、さまざまな出会いが生まれ、交流が生まれる。新しいビジネスや新しいイノベーションがここから生まれてることを期待している」と述べた。

JR東日本新潟支社の小川支社長
JR東日本新潟支社の小川支社長

三条市の経済ビジョンのコンセプトにも「まさしくぴったり」三条市・滝沢市長

滝沢市長は、三条市が今年度つくった経済ビジョンのコンセプトは、「燕三条地域の技術力を基軸とした不易流行のものづくりをさらに発展させていく」、「人を大切にするウェルビールイング」で、「JRE Local hub 燕三条」は「まさしくぴったりの場所」とし、JR東日本がオープン前から国内大手企業や東京の都立工業高校の高校生から燕三条地域に足を運んでもらう取り組みを行っていることにふれ、「オープンとともに、さらにそのような動きが加速していくことに期待する」と述べた。

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三条市の滝沢市長

「燕三条のものづくりが次のフェーズへ」ドッツアンドラインズ・齋藤代表取締役

齋藤代表取締役は、今回の開業に向けて燕三条地域の同業者も力を合わせて団結したことを「すごいドラマがあった」と評し、「燕三条は合併てできていないが、企業は何かするときに協力してくれる。一緒に手を取り合っている。新しい、いい時代が来るなと、ものづくりがさらに次のフェーズに行くなと思った」と新たな胎動を感じた。

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株式会社ドッツアンドラインズの齋藤代表

また、営業にマンパワーを割けない会社がも多く、「仕事をするところを探してるという課題をもつ人と、仕事がほしいなかで今、動けないという課題を結びつけることによって、技術提供や納期改善、コスト改善できる。プレス業者や溶接業者が点在して投げることによってワンストップ化できるのが喜ばれる」とメリットをPRした。

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