新潟県燕市の「燕市役所まちあそび部」の取り組みが、総務省主催の「令和4年度ふるさとづくり大賞」の「地方自治体表彰(総務大臣表彰)」を受賞し、10日に都内で行われた表彰式で鈴木力燕市長に代わって燕市役所まちあそび部のコーディネーター、実業家で慶応大特任准教授の若新雄純さんが中川貴元総務大臣政務官から表彰状を受けた。
ふるさとづくり大賞は、全国各地でふるさとをより良くしようと頑張る団体、個人を表彰し、ふるさとづくりへの情熱や思いを高め、豊かで活力ある地域社会の構築を図ろうと1983年度に創設され、ことしで40回目。昨年度まで1,172 団体・個人が受賞しており、2013年度までは「地域づくり総務大臣表彰」として行われていた。
今年度は最優秀賞(内閣総理大臣賞)、優秀賞(総務大臣表彰)が1人ずつ、 奨励賞(総務大臣表彰)2団体、団体表彰(総務大臣表彰)15団体、まちあそび部が受賞した地方自治体表彰(総務大臣表彰)6団体、個人表彰(総務大臣表彰)2人の計 25団体、4人が受賞した。
まちあそび部は、高校生自らのアイデアで、ゆるいながらも「まちの人と資源」を使った活動でおとなにも新たな気づきを与えている。「若者がまちに関わる」新たな視点として、まちの「人」と「資源」を使った「まちあそび」を実践。昨年は、高校生のアイデアから地元農家との野菜収穫とカレー作りや、市内菓子店とのスイーツ作りなどさまざまな活動を行った。市では、まちあそびを通じた地域への愛着向上を目指している。
燕市にとっては初の受賞で、「つばめ若者会議」発足からちょうど10周年の節目の快挙。「変に身構えず、これから遊びのなかでみんならしい自由な学びがあったらなと思っているので、来年も楽しくやりましょう」と話している。23日には燕市中央公民館で受賞お祝い会を開く。