新潟県三条市の下田地域で活動するNPOソーシャルファームさんじょう(柴山昌彦理事長)主催「第7回しただ地域資源発掘コンテスト」の審査結果がこのほど発表され、下田中学校などで授賞式と副賞の授与が行なわれた。
受賞者には、副賞として下田の名水「千年悠水」、金賞の提案を具現化した「きもバッジ、きもステッカー」、一般の部、特別賞の藤兵衛工房・山田宏高さん考案の「あたんざき大福」、そのほか嵐渓荘日帰り入浴券、そば処山河のそば無料券が贈られた。
アイデアが現実のものとなったバッジを見た中学生は「実際にグッズ化すると結構きもいですね」と話し、授賞式に参加した笹岡小学校や森町小学校の子どもたちも「うわ、きもい」、「リアルすぎて引く」と好評だった。
地域資源発掘コンテストは、足元にある宝物に気づき、新たな可能性を発見することで、新しい特産品が生まれるきっかけにもなる。子どもたちが考える斬新な提案をおとなが実現する、その関係性にお互いの下田愛が伝わる。人口減少が進む中山間地域だが、古き良き文化や伝統が末永く受け継がれていくことが期待される。