新潟県加茂市・加茂暁星高校(西村香介校長)は、9、10日の2日間、加茂市産業センターで看護科生徒による健康フェスティバル「まちの保健室」を開いており、感染の影響も減ってこれまでになく多くの来場者でにぎわっている。
看護科・看護専攻科生徒が地域における看護師の役割を学び、社会人基礎力や看護実践能力、地域で暮らす人たちの理解と地域で看護を提供する基礎的能力を養おうと一昨年から毎年開き、ことしで3年目になった。
ことしのテーマは「Go To 健康長寿 加茂市deフレイル予防 〜かるがる歩く もっと楽しむ しっかり食べる〜」。看護科の1年生から4年生まで全員194人が2日間に分かれて運営している。
会場では、ふれあい健康チェックでケツアツ、血管推定年齢、脳年齢などを測定。すこやか健康塾、いきいき体操教室、すまいるキッズくらぶ、まちの小さな演奏会などを用意し、初めて「しっかり食べる」をコンセプトにキッチンカーも呼んだ。
ことしのテーマにある「フレイル」とは、加齢で心や体が老い衰えた状態のこと。すこやか健康塾では、そのフレイルの進行のチェックとフレイルを改善する運動を指導している。
これまでは新型コロナウイルス感染を心配して来場者は少なく、昨年は1日に100人ほどの来場だったが、1日目の9日は午前中だけで約120人が来場。好天にも恵まれ、行列ができるコーナーもある人気だった。
平日開催のこともあり来場者は高齢者が中心。「いろいろと健康を調べてくれてありがたい。これからも毎年、続けてほしい」とイベントを準備し、運営する高校生たちに感謝していた。10日も午前9時半から午後2時半まで開かれる。
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