青学からGMOの岸本大紀が燕市スポーツ大使就任を快諾、マラソンで「五輪で戦いたい」 (2023.3.12)

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箱根駅伝での青山学院大学の活躍に貢献し、4月からGMOインターネットグループの陸上部「GMOアスリーツ」に所属する新潟県燕市・分水地区出身の岸本大紀(ひろのり)さん(22)=三条高校出身=が9日、燕市の鈴木力市長を訪問した。鈴木市長からの燕スポーツ大使就任の要請を快諾。「日本のトップになって五輪で戦っていきたい」と頼もしい。

岸本さんと鈴木市長
岸本さんと鈴木市長

岸本さんは分水小学校、三条高校から青学大へ。注目を集めたのは箱根駅伝での活躍で、1年生ルーキーにもかかわらず「花の2区」を任され、区間5位ながら6人抜きを演じて驚かせ、青学大の2年ぶり5度目の総合優勝に貢献した。

2年生ではけがで欠場、3年生で7区へ出走して区間賞。4年生となって迎えたことしの最後の箱根駅伝は、故障を押して9区に出場し、前の3位集団の5人を一気に抜き去る爆走で9区歴代2位のタイムで区間賞を受けた。

岸本さんは小学校2年生から6年生まで通った燕市分水地区の「分水ジュニア陸上教室」の指導者、丹治えつこさん(60)とともに市役所を訪れた。鈴木市長はことしの箱根駅伝で「青学がちょっと低迷したところ岸本くんで一気に挽回した」と振り返った。

岸本さんは「箱根前から足が痛くて、箱根を走るときも痛い状態で終わってから1カ月くらい走れない状態になった」と淡々と話すとともに、それ以降は「遊びまくっていた」と大学生らしい素顔を見せた。

岸本さんと鈴木市長

さらに「往路を走らなければいけない立場だったが、半年前ぐらいからずっと足に痛みがあり、練習は継続したが100%パフォーマンスを出せる状態じゃなかった。そこを原監督と相談して復路にしようとなった。復路を走るからには流れを変える走りをしなければと思って、その走りはできたかなと思う」と話した。

4月から所属する「GMOアスリーツ」は、毎年1月1日のニューイヤー駅伝(全日本実業団対抗駅伝競走大会)に2020年に初出場で5位となり、20年、21年と9位。鈴木市長は「社会人になって、将来的にはマラソンということで五輪を目指して頑張ってほしいが、まずは体調を直してニューイヤー駅伝で活躍してくれることを願っている」と岸本さんの期待した。

鈴木市長は就職祝いにと燕市でつくられたチタン製の魔法瓶を岸本さんにプレゼント。燕市は燕市出身者を燕市PR大使に任命しているが、燕市スポーツ大使を新設してほしいと岸本さんに要請すると岸本さんは「ぜひやらせていただきます」と快諾。鈴木市長は思わず「やった!」と喜び、先にリニューアルオープンしたばかりのトレーニングセンター「ビジョンよしだ」の無料パスを出すのでトレーニングに使ってほしい、毎年4月に開いている「つばめ桜マラソン大会」のゲストランナーにも期待した。

岸本さんと鈴木市長

訪問のあと岸本さんは五輪について「やるからには本気でトップレベルのところで戦いたいという思いがあり、青学に入ったのも大学で活躍するいちばんのチームだと思ったので入った。そういった意味ではやっぱり日本のトップになって五輪で戦っていきたい」と言い切った。

また、「所属がGMO、実業団の選手になるので、その責任は大学時代より大きくなる。勝負の世界なので、結果が出なければ引退も考えなければいけない立場になってくると思うので、そういった意味でも大学以上の取り組みを自分でやっていかなければならない」と自分に対する厳しい使命も課す。

これからの目標は「スタートダッシュが大事と思ってるが、あまり練習ができてなくてまずい状況だが、4月からしっかり動いて早い段階で自分の立ち位置を確立させ、チームのなかでも上位にいかなければと思う」とし、「ゆくゆくは新潟に戻ってきて陸上の指導者になりたいと思っているので、そのためにも自分のブランディングというか、自分をどれだけ高められるかが大事だと思う」と将来を見詰めていた。


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