新潟県警三条署(家老直貴署長)と三条市防犯協会は14日、三条市役所で特殊詐欺被害を未然に防止した金融機関と職員に三条署長と三条市長の連名の感謝状を贈った。
表彰されたのは、新潟県労働金庫三条支店(福島尚子支店長・三条市東三条2)と職員の窓口担当の阿部久留美さん、担当専任役の阿部信行さん。
2月16日に60歳代女性が来店。窓口で振り込みをしようとしたが、振り込み用紙の記載方法がわからず、窓口の阿部久留美さんに声をかけた。
阿部久留美さんが女性に振り込みの理由などを確認すると「息子に振り込むように言われた」などと答え、慌てたようすだったことから特殊詐欺を疑い、上司の阿部信行さんとともに女性を説得して警察に通報し、特殊詐欺被害を未然に防止した。最初に少額を振り込ませたあと、さらに振り込みを要求する詐欺と見られる。
14日は福島支店長と職員2人が市役所を訪れ、三条市防犯協会長の滝沢亮三条市長から一人ひとりに感謝状を手渡した。